ロンドンでよく見かける赤い自転車「Santander Cycles」今回はその利用方法と、使ってみた感想をお届けします!
2022年9月12日からは新料金システムが適用になっているのでこちらも要チェック!
Santander Cyclesってなに?
いわゆる、「レンタサイクル」です。
ボリス前首相が導入したこのシステム、通称”ボリスバイク”とも呼ばれているらしい。2022年9月現在、ロンドンには約800箇所のドッキングステーションと12,000を超える自転車が配置されています。
ロンドンは自転車走行レーンがある道路も多く、日本と同じ左車線走行だから走りやすい!通勤に利用できるのはもちろんのこと、自転車を使ってロンドン市内をサイクリングしながら観光するのも新しい楽しみ方かもしれません♪
利用方法
1 回の乗車料金は 30 分間で、わずか £1.65!
利用方法は三通りです。
①Santander Cyclesのアプリをダウンロードして借りる
②近くのドッキングステーションに行って借りる
③メンバーシップに登録して会員キーで借りる
今回は、②の利用方法について詳しくご紹介します。
2022年9月12日から料金システムが一新。一回の乗車料金は£2→£1.65へ値下げ!バス運賃と同じ料金になりました。新たにサブスクやe-bike(電動自転車)も登場するので要チェック!
1. ドックの画面にタッチ
画面にタッチして、指示通りに進みます。クレジットカードまたはデビットカードのタッチが必要です。
※スマホや時計端末のコンタクトレス決済は非対応
’Hire a cycle’→利用台数を選択(最大4台まで同時にレンタル可能)して決済
2. 解除コードのレシート受け取る
決済が完了すると、数字が書かれたレシートが出力されます。このコードは10分間有効で、決済を完了したドッキングステーションでのみ利用可能です。
3. コードでロック解除
コードを入力してロックを解除します。解除が成功すると緑のランプが光ります!(”リンリン”という音も鳴ります♪)
4. いざ出発!
解除が完了したら、ドックから自転車を抜きます。少し力を入れて引っ張ると簡単にドックから外れます。サドルの高さを調整して、いざ出発!30分以内に返却する必要があることお忘れなく。
5. 返却
返却する場所はどこのドックステーションでもOK!ただ、空きがないと返却できないのでスペースがあるかをアプリで確認しておくとスムーズです。
ドックに自転車がうまくハマると、緑ランプが光ります。緑ランプの点灯は返却ができたかどうかの印になるので、光ったこと必ず確認してください。(音も鳴ります♪)正常に返却されていない場合、追加料金を請求される可能性があるので要注意です!!
メンバーシップ(会員)の料金 ※2022年9月12日から新料金
※2022年9月12日からの新スキーム
- 一回利用(Single ride membership)
– 料金:1.65£/30分
– 30分を超える利用は追加料金が発生(30分/£1.65)
アプリをダウンロードして、クレジットカードを登録しておけばドッキングステーションの端末操作は不要。アプリ上で解除コードが発行ができるのでレンタルがスムーズです!(利用方法①) - 1ヶ月間のサブスク(Monthly subscription)
– 料金:£20/月
– 1回につき60分間乗車で、30日間何回でも利用可能
– 60分を超える利用は追加料金が発生(60分毎/£1.65)
– サブスクはいつでもキャンセル可能 - 年会員(Annual membership)
– 年会費:£120
– 1回につき60分間乗車で、365日間何回でも利用可能
– 60分を超える利用は追加料金が発生(60分毎/£1.65)
1ヶ月に12回以上使う場合はサブスクに登録したほうがお得!
半年以上サブスクを続けるなら、年会費払うべし!
一回利用の料金は£2→£1.65に下がったけど、年会費は以前の倍に値上げしています;;
e-bike(電動自転車)について
-料金:£3.30/30分
-メンバーのみ利用可能
-30分を超える利用は追加料金が発生(30分/£1.65)
>>サブスク&年会員の場合
-料金:£1/60分
-60分を超える利用は追加料金が発生(60分/£1.65)
利用してみた感想
- アプリをインストールしておくとレンタルがスムーズ
アプリがなくてもレンタル自体は可能ですが、アプリがあれば自転車の残台数、ドックの場所、ドックの空きがあるかどうかを事前確認できるのでレンタルがスムーズです。アプリ上の地図を見ながらルートに沿って走行すると良いでしょう。 - 坂道の走行が結構つらい
ギアは3段階です。ロンドンの道はほとんど平坦ですが、少し傾斜がある道を走るときは結構足にきます…電動自転車(e-bike)も登場するみたいなので、試してみたい! - カゴがないのが不便
カゴは付いていません。ハンドル前方に荷物を固定するゴムバンドは付いていますが、走っているとずれてきて落下する可能性もあるのでやや危険。スーパーへの買い出しなど、大きな荷物がある時の利用はあまりオススメしません。 - 近場の移動にオススメ
ドッキングステーションがたくさんあるので、近場の移動で目的地が複数あるときは自転車移動がおすすめ。ロンドン観光スポットを巡るときにもすごく便利!
さいごに 〜安全にサイクリングを楽しむために〜
・交通事故には気をつけよう!
日本では歩道を走行することも多いですが、本来自転車は車の交通ルールに従って、車道を走行します。歩道では押し歩きするのがマナーです。
ロンドンでは自電車走行レーンがあるところも多いので比較的走りやすいとは思いますが、車との接触事故には要注意!ロンドンの歩行者は信号無視する人だらけなので、人の飛び出しにも注意して走りましょう。
・自転車の盗難に気をつけよう!
「自電車も盗まれる」ということを忘れないように。飲み物を買いに行った隙に盗まれてしまう…こともありますので、少しの時間でも自電車から離れるときには、ドッキングステーションに返却するのがおすすめです。