ボドリアン図書館(Bodleian Library)
1300万冊もの蔵書を誇るこのボドリアン図書館は大英図書館(British Library)に次ぐ大きさ。オックスフォードにある26の図書館で構成されています。上の写真に写っているのが本館で、一番有名な「Bodleian Old Library」。この中に、映画ハリーポッターのロケ地としても有名なDivinity SchoolとDuke Humfrey’s Libraryがあります。
そして、Bodleian Old Libraryの複合施設として存在しているのが「Radcliffe Camera(ラドクリフ・カメラ)」。円柱型の建物が目を引く、オックスフォードの象徴的なランドマークとなっています。
ボドリアン図書館のガイドツアー
Radcliffe Camera(ラドクリフ・カメラ)
Radcliffe Camera(ラドクリフ・カメラ)
1749年に建てられた英国初の円柱形図書館。形だけでなく名前も特徴的。「カメラ(camera)」はラテン語が語源で、ラテン語のcameraは「小さな部屋」を意味しています。現在は閲覧室となっていて、オックスフォード大学の学生しか入ることができません。
※ガイドツアーに申し込めば一般見学できるチャンスも!
Divinity School(ディビニティスクール)
1424年から1483年の間に建てられたこの場所は、オックスフォード大学に現存する最も古い部屋です。15世紀から19世紀までの間、この教室では神学(Theology or Divinity)が教えられていたそうです。
£2.5で見学可能。写真に写っている空間のみ見学(ガイドなし)できます。図書館(本がある部屋)へは入室したい場合は、ガイドツアーの申し込みが必要です。
映画ハリーポッターシリーズのロケ地として、大変有名です。賢者の石、秘密の部屋では医務室として、炎のゴブレットではダンスレッスンの教室として登場しています。
Duke Humfrey’s Library(ハンフリー公図書室)
1488年、ハンフリー公爵から寄贈された本のために大学が図書館を設立しました。ボドリアンで最も古い図書館です。60年の間しか図書館として使われませんでしたが、のちにトーマス・ボドリーがボドリアン図書館を設立し、規模が拡大していったそうです。
映画ハリーポッターのロケ地としても有名!賢者の石のなかでも図書館として使われています。
ガイドツアーでのみ見学可能。
ボドリアン図書館のガイドツアー
ボドリアン図書館のなかで一般に開放されているのは3箇所のみです。
・Weston Library(エキシビションのみ無料入場可能)
・Bodleian Old Library
・Radcliffe Camera
Bodleian Old Library &Radcliffe Cameraのガイドツアーは事前予約が確実!
週末の当日券はSold outになっていることがほとんどなので要注意。
(1ヶ月前から予約可能)
ガイドツアーは3種類!
・30分コース(£9)
・60分コース(£12)
・90分コース(£18)
そのほか、Divinity Schoolの見学とセルフオーディオガイドも予約可能。この二つは当日でもチケット購入ができました。言い換えると、ガイドツアーを予約していなければ、当日券の選択肢はこの二つしかないと考えたほうが良いでしょう。
– | 30分コース | 60分コース | 90分コース |
---|---|---|---|
料金 | £9 | £12 | £18 |
開催 | 毎日 | 毎日 | 日曜のみ |
見学エリア | Divinity School,Duke Humfrey’s Library | Divinity School, Convocation House, Chancellor’s Court,Duke Humfrey’s Library | Divinity School, Convocation House, Chancellor’s Court, Duke Humfrey’s Library, Gladstone Link,Radcliffe Camera |
お気づきでしょうか?ラドクリフ・カメラの中を見学するためには90分コースに参加するほかないのです。人気が高いのも当然ですね!
ガイドツアー(30分コース)に参加してみた!
どうしても、Duke Humfrey’s Libraryをこの目で見てみたくて、オックスフォードに再訪。
初めて行った時はリサーチが足りず、当日券をゲットできなかったので、今回は事前にガイドツアーを予約して準備万端!
週末のチケットは早々に売り切れると予測して、1ヶ月前からサイトをチェックしていました。
30分コースでは、Divinity SchoolとDuke Humfrey’s Libraryをガイド付き(英語)で見学ができます。
トーマス・ボドリーの像の後ろにあるドアを通過すると受付があります。「ツアー開始10分前に集合」という案内があったので一応その通りに行きました。受付でチケットを提示し、バッチをもらいました。ツアー中はこのバッチを付けて見学します。
どうやらコースによってバッチの色が分けられているようです。
受付の後はすぐにDivinity Schoolに入室でき、ツアー開始まで中を見学することができます。(この場所はガイド無しでも見学可能なエリアなので、タイミングよっては大勢の人がいます。)
ツアー開始までの待ち時間に、たくさん写真を撮っておくのがおすすめです!ツアーが始まるとこの場所へはもう戻ってきません。
ツアーは時間通りにスタート!
パーテーションを越えたところにある椅子に着席し、ガイドさんからの説明を聞きました。
天井の彫刻には、この建物の建設に寄付した人のイニシャルや家紋が刻まれています。
30分ツアーでは奥にあるドアへは進まずに、Duke Humfrey’s Libraryへ行きました。Duke Humfrey’s LibraryはDivinity Schoolの上階にあります。
階段を使って上まで登ります。
図書館は撮影禁止なので、公式サイトの画像とハリーポッターの映画の1シーンを参考画像として掲載します。
図書館の中はすごく荘厳な雰囲気で、あまりの美しさに息をのみました。たくさん並ぶ分厚い本は、チェーンで繋がれ、保護されています。
一通りの説明を聞いて、あっという間に30分が経過してしまいました。最後にお土産のカードをもらってツアーは終了です。
このツアーに参加できて本当に良かった!
念願のDuke Humfrey’s Libraryを見学することができて感激!
ギフトショップ
ボドリアン図書館の敷地内にギフトショップがあります。
ガイドツアーのチケットを提示すると10%割引が適用になるので、ここでしか買えないお土産をゲットするのも良いかもしれません♪
※チケット一枚につき一回の利用、オンラインでは利用不可、カフェでも利用可
まとめ
- ガイドツアーは事前予約するべき!
- Radcliffe Camera(ラドクリフ・カメラ)を見学したければ90分コース一択!
- Duke Humfrey’s Library(ハンフリー公図書室)は行く価値あり!
個人的な意見ですが、Duke Humfrey’s Library(ハンフリー公図書室)は本当に行けてよかったと思います。ハリーポッターのファンなら必見、そうでなくても見応えのある場所だと思います。
ボドリアン図書館 Bodleian Library
Broad St, Oxford OX1 3BG
https://visit.bodleian.ox.ac.uk/