出産を終えて・・ようやくブログを書く余裕が出てきたので、少しずつ出産体験記を書き残していきたいと思います!ロンドンで出産を控えるプレママさんのお役に立てると嬉しいです。
産婦人科の受診
妊娠検査薬で陽性が出たら、まずは病院を受診して妊娠検査をしてもらいます。日本であれば、家の近くにある産婦人科を探して行けばいいのですが、ここはロンドン。どこの病院に行けばいいのか、というところから悩むかもしれません。
ざっくりと、どのような選択肢があるのかを書き記したいと思います。
1.日系の病院(プライベート)
婦人科がある日系の病院は、ロンドン医療センターとジャパングリーンメディカルセンターのどちらかになると思います。日系の病院(婦人科)があるってことだけでもありがたい!日本人の先生に診てもらえるのはやっぱり安心です。
※これらの病院で妊婦検査や妊婦健診は受けられますが、出産はできないので後々産院を決めていく必要があります。
2.現地の病院(プライベート)
悪阻が始まってしまうと病院に行くのも一苦労なので、家の近くに婦人科(=gynecology)のある病院があると何かと安心です。
当たり前ですが、予約から受診まで全て英語対応。受診の際は通訳を入れることもできるようですが、これも有料の可能性があります。プライベートの病院は医療費が高額なので、保険等でカバーされない場合は受診は慎重に…!費用面さえ問題なければ、最初から産院を受診するというのもスムーズかも。
3.NHSの病院
病気や怪我の場合はGP(かかりつけ医)を受診しますが、妊娠の場合はGPではなく産婦人科があるNHSの病院を受診するようです。GPに電話をすれば、近所の病院を教えてくれるはずです。
出産までどのような流れで進めるかは人それぞれ!
いろんなパターンがあるよと先生にも言われました。
私の場合は、日系の病院を受診→妊婦健診(20週〜)から出産までは現地の病院を受診しました。NHSの病院は一度も受診することなく出産を迎えましたよ。
産院の選択
妊娠が発覚して悩むのが日本とイギリスどちらの国で出産するか。
どちらをとってもメリット・デメリットはあると思います。私は、赤ちゃんが生まれた後のことも考えながら、家族と相談のうえ決めました。
1.里帰り出産(日本)
日本で出産する最大のメリットは言語の面で困ることがないから安心して出産できること!かな?
英語が堪能ではない私にとっては医療用語(英語)はかなりレベルが高いし、やっぱり身体のこととなると中途半端な理解だと不安。。日本に帰ればその点は全く問題ないし、近くに家族がいれば出産後も手を貸してくれたりと、心強いことは間違いありません。
一方で、日本に帰ると産前産後の数ヶ月間は赤ちゃんとパパが離れ離れになってしまう・・あとは、里帰りのための長時間フライトが妊婦の身体と胎児に多少なりとも負担になるということがデメリットとして挙げられました。
人気の病院だと予約が早く埋まってしまうとも聞いたので、出産候補の病院についてはインターネットで情報を集め、早い段階で以下の問合せをしました。
- 里帰り出産の受け入れ可否
- いつまでに受診する必要があるか
- 受診するには何が必要か(診断書等が必要か)
そして、意外とネックだったのが、日本の病院への問合せそのもの。
問合せフォームやメールでの問合せを受け付けている病院ならまだ良いのですが、電話受付のみの病院も多く、受付時間も平日の日中に限られていることがほとんどで、不便さを感じました。また、国際電話となると通話料金が高いのが悩ましい・・日本に居る家族に頼る(代わりに問い合わせてもらう)というのも一つの手段かと思います。
2.NHSでの出産(ロンドン)
国民保健サービス(National Health Service=通称NHS)での出産であれば、出産費用は無料!
海外の医療費って高額なイメージがあるだけに、無料ってホントに?!と耳を疑ってしまいそうな、なんとも素晴らしい制度。
・・でも病院によってはサービスが悪いという評判も。出産翌日には退院させられるなんてのは至って普通のこと。無料だからしょうがないのか・・と思いつつも、果たして出産後の身体は本当に大丈夫なのか?等、色々と不安。
言語が不安な場合は、電話通訳を入れることも可能と聞きました。
ただし、日本語に対応できる人が常にいるわけではないようなので、その時は自力で対応が必要。困った時は翻訳機で乗り越えるべし!
3.プライベート病院での出産(ロンドン)
プライベート病院=民間医療機関での出産。専門医にすぐ診てもらえて、病院のサービスも良いのがプライベート病院の特徴。しかし、妊婦健診を含む出産に関わる費用はほぼ全て患者負担!(※勤務先の会社によって規定は様々です)
・・そして、その費用がとんでもなく高額で驚愕!!
病院と医師への支払いが別で、ざっと見積もっても合計15,000ポンド以上はかかる計算。高いとは聞いていたものの、桁外れの医療費に最初は耳を疑いました。出産費用で百万円以上もかかるとなると、プライベート病院での出産はなかなか難しそう。
でも、駐在帯同であれば旦那さんの勤務先が出産費用をいくらか負担してくれたりする場合もあるので、事前に確認が必要です。(プライベート病院で出産するという選択肢もでてくるか…!?)
自分の身体の状態や費用面のこと、色々考えた結果、私は日本へ里帰りをせずに
ロンドンのプライベート病院での出産を選択しました。
もちろん旦那さんの会社のサポートがあったから選択できたこと。ありがたし。
The Portland Hospital
The Portland Hospital for Women and Children
数々の著名人やセレブが利用するとされるロンドンでも有名な産院のひとつ。在英日本人も、結構この病院を利用しているらしい!産科、小児科の最先端医療を受けられる病院です。
The Lindo Wing
St Mary’s Hospital(以下セントメアリーズ)内にある産科。Paddington駅のすぐそば。
セントメアリーズ自体はNHSですが、The Lindo Wingはプライベートの病院です。近年では、ロイヤルファミリーのキャサリン妃が出産された病院として有名!退院後にベビーをお披露目する
私は家からアクセスの良かったLindo Wingで出産しました!